深刻な人手不足が続く中、ものづくり産業でヒューマノイドロボットの活用が注目されている。
産業用機器や家庭用機器などを扱う専門商社の山善(大阪市)が、ものづくり産業11業種に携わる管理職を対象に実施した調査では、ヒューマノイドロボットを「導入済みまたは導入予定」が6.4%、「ぜひ導入したい」が9.6%、「条件が整えば導入したい」が28.2%と、計44.2%が導入に前向きな意向を示した。
導入に前向きな理由は「人手不足の解消につながると感じるため」(63.2%)が最も多く、「作業の安定化」(47.3%)、「単調作業の自動化」(42.2%)が続いた。
また、導入に前向きではない理由は「導入コストが高いと感じるため」(51.9%)、「投資に見合う効果が得られるか判断できないため」(28.6%)と、コスト面に関する不安が多いと分かった。
業種別の導入意向を見ると「半導体」(54.0%)で最も高く、「自動車」「一般機械」「ロボット・産業用自動化機器」がそれぞれ50.0%と続いた。特に半導体業界は「ぜひ導入したい」と回答した人が11業種で最多だった。
ヒューマノイドロボットの活用を期待する場面・業務については、組み立てや目視による品質判定といった「これまでのロボットでは対応が難しかった属人化作業」(54.5%)が最も多かった。「重量物の運搬」(51.2%)、「単調な繰り返し作業」(50.4%)が続いた。
業種別に見ると「属人化作業」への活用を期待する割合は「電子部品」(76.6%)、「電気機械」(65.9%)、「半導体」(61.1%)が他の業種に比べて高い傾向が見られた。
導入の障壁で最多だったのは「導入・運用コスト」(50.8%)だった。「作業中の安全性」(33.1%)、「故障・停止時の影響」(25.8%)が続いた。
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