ものづくり産業の4割が「ヒューマノイドロボット導入」に前向き 活用が見込まれる業種は?山善が調査(1/2 ページ)

» 2026年04月07日 08時00分 公開
[サトウナナミITmedia]

 深刻な人手不足が続く中、ものづくり産業でヒューマノイドロボットの活用が注目されている。

 産業用機器や家庭用機器などを扱う専門商社の山善(大阪市)が、ものづくり産業11業種に携わる管理職を対象に実施した調査では、ヒューマノイドロボットを「導入済みまたは導入予定」が6.4%、「ぜひ導入したい」が9.6%、「条件が整えば導入したい」が28.2%と、計44.2%が導入に前向きな意向を示した。

photo ヒューマノイドロボット導入における課題と期待に関する業種別実態調査(提供:ゲッティイメージズ)
photo ヒューマノイドロボット導入意向(出所:プレスリリース、以下同)

ヒューマノイドロボット、導入が進むのはどの業種か

 導入に前向きな理由は「人手不足の解消につながると感じるため」(63.2%)が最も多く、「作業の安定化」(47.3%)、「単調作業の自動化」(42.2%)が続いた。

photo ヒューマノイドロボット導入意向の理由

 また、導入に前向きではない理由は「導入コストが高いと感じるため」(51.9%)、「投資に見合う効果が得られるか判断できないため」(28.6%)と、コスト面に関する不安が多いと分かった。

 業種別の導入意向を見ると「半導体」(54.0%)で最も高く、「自動車」「一般機械」「ロボット・産業用自動化機器」がそれぞれ50.0%と続いた。特に半導体業界は「ぜひ導入したい」と回答した人が11業種で最多だった。

photo 業種別のヒューマノイドロボット導入意向率

 ヒューマノイドロボットの活用を期待する場面・業務については、組み立てや目視による品質判定といった「これまでのロボットでは対応が難しかった属人化作業」(54.5%)が最も多かった。「重量物の運搬」(51.2%)、「単調な繰り返し作業」(50.4%)が続いた。

photo ヒューマノイドロボットの活用を期待する場面・業務

 業種別に見ると「属人化作業」への活用を期待する割合は「電子部品」(76.6%)、「電気機械」(65.9%)、「半導体」(61.1%)が他の業種に比べて高い傾向が見られた。

 導入の障壁で最多だったのは「導入・運用コスト」(50.8%)だった。「作業中の安全性」(33.1%)、「故障・停止時の影響」(25.8%)が続いた。

photo ヒューマノイドロボットの導入の障壁
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