今回の騒動は、JAL Life Status プログラムが要因とされる。同プログラムは2024年1月にスタートしたもので、国内線は距離に関係なく1回の搭乗で5LSPを貯められる。単年性のFLY ON プログラムよりも修行のハードルが低く、初心者も参入するようになった。
2月に国内線でLSPを2倍付与するキャンペーンを実施したこともマイル修行僧を引き付ける要因となった。騒動になった便の所要時間はわずか25分。うまく活用すればその他の路線も含めて1日12便に乗れてしまう点に目を付けられた。
仮にスリースター会員を目指す場合、キャンペーン期間中でも150回搭乗しなければならない。多良間〜宮古島便の料金は片道1万円前後であり、100万円以上が必要になる。旅行時に使うだけなら、その都度有料ラウンジを使った方が金銭的に得だ。
だが、マイル修行僧はステータス自体を求めているため、単純な損得勘定で割り切れない。中にはマイルを貯めることが趣味と化している人もいる。国内の消費者はポイントにハマりやすいと言われており、特定の小売店を使い続ける「ポイ活」も同様だ。
つまり、航空会社側は修行僧の行動を認識した上でポイントプログラムを設計しなければならない。前述の通り多良間〜宮古島便の定員は50人であり、JALグループ全体からすると、収入の大きな路線ではない。同便は島民を対象とした特定路線離島割引の対象であり、公共性の高い路線であることを考慮する必要もあった。
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