「空港ラウンジ混みすぎ問題」も影響か ANA「ステータス制度改悪」に“マイル修行僧”の批判が殺到した背景(2/3 ページ)

» 2026年05月12日 05時00分 公開
[山口伸ITmedia]

賛否両論で物議をかもしたANAの「新制度」

 ANAは4月23日、SFCの特典制度を2028年4月以降に変更すると発表した。同じSFCを保有していても、ANAカード・ANA Payの年間決済額が300万円以上の会員は「SFC PLUS」会員となり、300万円未満は「SFC LITE」に分類される。PLUS会員はANAラウンジを利用できるが、LITE会員は利用できない。

ANAが発表した新制度(同前)

 また、スターアライアンスのステータスも前者がゴールドであるのに対し、後者はシルバーとなる。ゴールドとシルバーの違いにはラウンジ利用の可否や優先チェックインの有無などがある。つまり、ラウンジ特典だけで見た場合、決済額300万円未満はラウンジが利用できなくなるのだ。

 上級会員資格を維持するには、同カードで300万円以上を消費するか、クレカ積立・納税などで決済額条件を満たす必要があり、実質的にANAはラウンジ等の特典利用者を一定以上の層に限定した形だ。

 今回の制度変更に対してSNSでは意見が分かれており、反対者の間では「やり過ぎだ」「300万円以上使える人は少ない」などの意見が聞かれる。制度変更は既存の保有者も対象であるため、信頼性を問う意見もみられる。

 一方で富裕層や、修行以外でステータスを獲得したとみられる利用者の間ではANAを擁護する意見が多い。国内のANAラウンジや優先搭乗手続きでは混雑する事例も多く、彼らは「混雑解消につながる」と肯定的だ。

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