長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。
ワタミは3月31日に「三代目 鳥メロ(以下、鳥メロ)」立川駅南口店を出店した。同チェーンはコロナ禍により居酒屋の出店を停止しており、5年9カ月ぶりの新規出店となった。
鳥メロの既存店売上高は2026年2月まで、何と51カ月連続で前年同月を上回っている。 しかも「既存店で見ると、コロナ前の売り上げを上回って、過去最高を更新する」(ワタミ執行役員外食営業推進本部・照内俊克本部長)好調ぶりだ。
決算発表で渡邉美樹会長兼社長がたびたび発言しているのは、他の宴会ができる大箱の居酒屋チェーンの店舗数が激減しているのに対して、鳥メロなどワタミの居酒屋が相対的に一定数を維持しているということ。宴会需要はコロナ前ほどではないものの回復してきており、見渡せば近くで宴会ができる店がワタミくらいしかなくなったため、結果的に順調に集客できているという。
酒や食材の仕入値、人件費、家賃などのコストが軒並み上昇する一方、顧客は節約志向を強めていて各チェーンは値上げが難しい状況だ。東京商工リサーチの調べによると、2026年上半期(1〜6月)の居酒屋の倒産件数は、1989年以降で過去最多の118件となった。 零細の個人店や中小のチェーンでは収益が悪化し、事業の継続が難しくなっているとみられる。
居酒屋が不振と言われる中、鳥メロはなぜ出店を再開できるまで回復したのか。
サブウェイが絶好調のワタミ “10年連続の賃上げ”に向けた戦略とは?
「サブウェイ」「宅食」注力で大胆に“チェンジ” ワタミが進める居酒屋→健康シフトCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング