障害のある社員にどう働いてもらうか設計することも重要です。これまで多くの企業では、既存業務の一部を切り出し、障害のある社員に担当してもらう「業務切り出し型」が採用されていました。一方、近年はDXやAI活用、RPAの普及などにより、こうした定型業務そのものが変化しています。
情報交換会でも、
といった声が寄せられました。
厚生労働省の令和5年度障害者雇用実態調査でも、障害者を雇用する際の課題として「社内に適当な仕事があるか」が挙げられています。
こうした状況から見えてくるのは「仕事がない」ということではなく、環境変化に合わせた役割や業務設計の見直しが求められているということです。
今後は「どの業務を任せるか」という視点だけでなく「障害のある社員本人の強みや特性を生かして、どのような業務で力を発揮できるか」という視点から、人と業務を結び付けていくことが重要になります。
適切な業務設計を行っても、配属後のサポートが特定の現場担当者や管理者の個人差に依存してしまうと、安定した定着にはつながりません。
情報交換会でも、
といった悩みが聞かれました。
こうした課題の本質は「現場の対応力不足」ではなく「現場に支援を抱え込ませやすい構造」にあります。どのタイミングで声をかけ、どこまで配慮すべきかといった判断を個人に委ねるのではなく、人事と現場が情報を共有し、チームや組織全体で支える仕組みへ移行していくことが重要です。
定着支援には、本人と現場の双方が安心して成果に向き合えるよう、組織としてサポートの標準化とノウハウの共有を進めていく視点が求められています。
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