「家は待つほど買えない」 若者を駆り立てる住宅高騰と50年ローン(3/3 ページ)

» 2026年09月05日 16時00分 公開
[産経新聞]
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万一に備え、分散投資する余裕を

 リクルートの住宅情報サイト「SUUMO」の池本洋一編集長によると、インフレ下では不動産を持つことが資産防衛につながる側面がある。「駅から徒歩圏」「耐震補強済み」などの優良物件なら価格も下がりにくく、賃貸よりも「買う方が得」という。

 ただ、池本氏は「無理な返済計画で超長期ローンを組むと、子供の教育費や親の介護が必要になったり、自身が病気やけがで働けなくなったりしたときに家計が破綻する恐れがある」とも指摘。月3万〜5万円を投資信託などに分散投資する余裕があれば、ローンの残りを投資信託の積み立て分でカバーでき、住み替えもしやすくなる。

 「価値ある家を見極めて買う」と同時に「万一の備えや他の投資にお金を回せる余力を残す」というバランス感覚が若者にも求められている。(田村慶子)

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