HR Design +

不採用をAIが判断? 「AI面接」で成果を出す企業、出せない企業の分かれ目は(3/3 ページ)

» 2026年10月08日 06時00分 公開
[村上ゆかり,ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

AI導入で課題は本当に解決するのか

 面接に限った話ではないが、AIを導入しただけで課題が解決するわけではない。

 人事サービスなどを提供するTalentX(東京都新宿区)が、従業員500人以上の企業の人事担当者を対象に実施した調査では、採用活動でAIを利用している企業の53.3%が「導入後も工数が変わらない、または増えた」と回答した。「AIと人間の役割分担が明確になっていない」とした企業は67.9%だった。

 AI面接だけを対象とした調査ではないものの、AIを導入するだけでは、業務の効率化につながらないことがうかがえる。

 候補者側への影響にも注意が必要だ。2026年に発表された韓国の研究チームによる調査では、AIを含むテクノロジーを介した面接は、人間による対面面接と比べ、利便性などの機能面では高く評価された。一方、企業の魅力度や応募・入社の意向などは低い傾向が確認された。

AI面接の課題は?

AI面接を導入する前にすべきこと

 「面接官によって評価が違う」という課題がある場合、まずは質問や評価基準をそろえる必要がある。

 前述したリクルートマネジメントソリューションズの調査によると、面接官の質問や評価観点を共通化する「構造化面接」を何らかの形で導入している企業は26.4%にとどまった。こうした企業がAI面接を導入しても、あいまいな評価基準をAIに実行させるだけになりかねない。

 重要なのは、今ある採用課題がAI面接で解決できるのかを見極め、AIと人の役割を設計することだ。適切に使えば、AI面接は採用の生産性と選考の質を大きく高める武器になるだろう。

視聴無料・LIVE配信:
AI経営時代を勝ち抜く「CxO Insights 2026 秋」

photo

  • 開催日:10月15日(木)
  • 形式:オンラインセミナー
  • 参加費:無料

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

SaaS最新情報 by ITセレクトPR
あなたにおすすめの記事PR