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ユニクロはどこへ行くのか?構造的な問題(1/5 ページ)

ユニクロが苦戦している。売上減という一過性のものではなく、構造的な問題が起きているのではないだろうか。

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 ファーストリテイリングが8月4日に発表したユニクロの7月の国内既存店売上高が、3年ぶりに2カ月連続のマイナスを記録したことに対し、「ユニクロ一人負け」として多くの注目を集め、Facebookなどで多数シェアされた記事がある。東洋経済ONLINEの『ユニクロに変調、「一転して独り負け」の深層」』である。

 「一人負け」としているのは、同期に同業他社がそろって業績を伸長させている中での沈下であるからだ。同記事では、「ユニクロの魅力が薄れた」とまず、製品面の問題を指摘している。エアリズムやヒートテック、フリースなどの高機能商品が出尽くし、そのマイナーチェンジに終始するようになっているとの論だ。加えて、「商品価値と価格のバランス」が崩れてきているとも指摘している。

 他メディアでもユニクロ不調とその分析を行っている。現代ビジネスは『マクドナルドの二の舞か? なぜだ! ユニクロが突然、売れなくなった 「飽きた」「高くなった」「もう欲しい物がない」』……という辛辣(しんらつ)なタイトルで、価格上昇による客離れを、原田社長時代にマクドナルドが商品価格を上昇させ続けたことが今日の同社凋落の真の原因であると重ねて分析している。


(出典:ユニクロ)
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