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帰ってきた「京都BAL」は、どこに“こだわった”のか内覧レポート(2/5 ページ)

2015年8月、一時閉店から約2年半の月日を経て「京都BAL」が誕生した。各カテゴリーのナンバーワンブランドが集結した京都BALは、どのような特徴があるのか。

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ブランドの世界観が存分に味わえる、贅沢な空間づくり

 京都BALの屋内に入ると、その開放的かつ独創的な空気に心が躍る。テナントのスペースが一つひとつ広く取られているので、各店舗はそれぞれのブランドの世界観を存分に発揮した店作りを展開。33店舗のうち7店舗は100坪以上の売場面積を持つ大型テナントとなっており、空間を贅沢(ぜいたく)にアレンジしたディスプレイや個性的な商品ラインアップによって、同ブランドの既存店舗とは一線を画するしつらえとなっている。屋内なのにも関わらず、すべての店舗が独立した路面店のような存在感を放っているのだ。


テナントと通路が一体となっていて、開放感のあるフロアデザイン

 個の立った店舗が集まりながらも、それぞれの世界観がぶつかることなく共存できているのは、テナント配置の采配の妙はもちろん、通路を始めとした共有スペースを広々と確保していることも功を奏している。とりわけ共有部で目立つのは、4階の女性パウダールームだ。約20坪もの広さがある室内は、さながら貴族たちが集う談話室のような、ラグジュアリーで落ち着いた雰囲気が漂う。各フロアのエレベーターホールやエスカレーター周辺には来客がくつろげるスペースもあり、ゆとりと気遣いにあふれた空間デザインが“上質なショッピング体験”を演出してくれる。


元々ホテルだったという建築様式を生かしたパウダールームは、ショッピングを忘れてくつろいでしまいそうな居心地のよさ

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