集中連載:「エグゼクティブの“からだ”づくり」について
この記事は荒尾裕子著、書籍『毎日5分から! ハイクラス・ビジネスマンはやっている 戦うための心体(からだ)づくり』(明日香出版社)から抜粋、再編集したものです。
・1日5分のからだマネジメントが、仕事の効率を上げる
・からだは2つにできないが、パフォーマンスは2倍にできる!
本書では、役員クラスのエグゼクティブが日常生活の中で実践している手軽な健康法を紹介。心と体のバランスを意識して、あなたも高いパフォーマンスを生み出すハイクラス・ビジネスマンへと成長していきましょう。
「毎日、忙しくて健康に気を遣うヒマがない……」という人にこそ読んでほしい一冊です。
戦うためのからだづくり、あなたもそろそろ始めませんか?
忙しくて時間がない……、これがあなたの口グセになっていませんか?
多くのビジネスマンが日々“忙しい”と感じていることでしょう。人は習慣の生き物なので、今の生活パターンを変えたいと感じていても、ついついそのまま続けがちです。
しかし、これから先、あなたの仕事における役割はますます重要になる一方、人員の削減、業務の複雑化・業務範囲の拡大、競争の激化などの環境下で、日々のタスクはさらに増えていくでしょう。また、仕事量だけでなくその成果も、より多く求められるようになってきます。
このような状況で現状の生活を続けていると、“忙しい”負のループに拍車が掛かり、ますます脱出できなくなります。その結果、仕事もからだも、どちらもローパフォーマーになる恐れがあります。
ハイクラス・ビジネスマンの多くは時間管理ができており、日々多くのタスクをこなしながらも“忙しい”と口に出すことはありません。ある役員の方は、「自分の8割の力で最高のパフォーマンスを出せるように日々意識している」と言っていました。その理由は、普段から余力のない状態で仕事をしていると、何か重要な案件やトラブルが起きたときに、まったく対応ができなくなるからだそうです。余裕のなさは、さらなるリスク発生要因となります。
そろそろ、この「忙しくて時間がない」という自分の言い訳ループから脱出しませんか? 行動を変えることで、あなたのパフォーマンスは格段に上がることでしょう。
人生にはリミットがあり、あなたに与えられた時間は無限ではありません。「この仕事が落ち着いてから……」なんて言っていては、永遠に実行できることはないでしょう。そしてその余裕のなさは、“からだ”面においても重大なリスクを招きかねません。
「時間管理術」を身につけ、常に余力を持って動ける状況をつくっていきましょう。これが、一流のオトコになるための3つの準備作業です。
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