インタビュー
マニュアルを覚えてはいけない? 知られざる「航空整備士」のヒミツ:水曜インタビュー劇場(整備士公演)(7/7 ページ)
空港には飛行機の整備士がたくさんいるが、彼らはどんな仕事をしているのだろうか。JALの整備士に話を聞いたところ、それはそれはたくさんあって……。
必ずプリントアウトした紙を持参
土肥: 前と同じだから……という考えではダメということですね。
小久保: 絶対にダメ。なので、必ずプリントアウトした紙を持参しなければいけません。
土肥: なるほど。整備士は限られた時間の中で、点検して、修理をしなければいけない。そんな話を中心にうかがったのですが、ここで疑問。修理をしていて「あと、30分かかりそうだ」とか「あと、1時間かかりそうだ」となれば、飛行機は定刻通りに飛べなくなるかもしれません。
作業時間が遅れる=飛行機の出発時間が遅れる=お客のイライラが増す……といった公式が成り立つはずなので、できる限り作業時間は速くしたほうがいい。でも、遅れが生じるケースがあると思うのですが、その際「10分遅れる」「20分遅れる」という判断はどのように決めるのでしょうか。
小久保: それはですね……。
(つづく)
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