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NY市内を気軽に移動できるUberは、日本でも流行る?新連載・NY在住ライターのスマートIT活用術(4/8 ページ)

NY在住フリーライターの公文紫都が、日々の生活でどうITを活用しているかご紹介する当連載。第一弾は、日本でも展開中のタクシー配車アプリ「Uber」を取り上げます。すでにイエローキャブより走行台数が多いともされる「Uber」が、ニューヨーカーに支持される理由と、日本でも同様に流行るかを考えていきます。

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「評価制度」が、ドライバー、乗客双方に「心地よさ」を提供

 前置きが長くなりましたが、ここからUberの話をしていきます。Uberはスマートフォンの位置情報を利用しているので、「自分が来て欲しいタイミング・場所」でクルマを拾えます。また「乗車前に目的地を登録しておける」ので、英語に自信がなくても問題なし。ドライバーの情報を手に入れているので、「忘れ物があっても連絡できる」上に、 ドライバー、乗客双方が、降車後に5段階で評価し合うので、「終始車内の雰囲気が良い」。しかも「車内は清潔」で、ときには「お菓子やペットボトルの水をサービス」してくれることも(ドライバーは5段階評価中、乗客に低い評価を付けられると、営業停止処分を受けることがあります。そこまでひどい処分にならなくても、評価の低いドライバーは、確定前に乗客からキャンセルされることも。乗客の場合も同様、評価の低い客はドライバーから嫌われやすいので、配車のリクエストを受けても、どのドライバーもリクエストを受けてくれない可能性があります)。

 さらにありがたいのが、乗車前にクレジットカードやApple Payなどの決済手段とアプリを紐付けられるので、「降車時の支払いがいらない」こと。ここまで順調に来ても、最後にクルマを降りてからスマートフォン宛に届いたルート付きの領収書を確認し、「もしかして遠回りされた?」「余分な料金を請求されている?」などの疑問を感じることがあるかもしれません。そんな時は、会社にクレームを付けることができます。会社側も走行ルートが記録として残っているので、ユーザーからクレームがあった場合、その内容を確認し、正しく処理できます。実際私の主人は、このようなトラブルに遭い会社に報告したところ、謝罪と合わせて、差額を返金する旨がメールで送られてきました。


クレームに応じ、遠回り分を返金すると送られてきたメールの一部

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