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「決して安くない」のに、なぜ成城石井で買ってしまうのか?:ノッている会社は、ここまでやっている!(7/7 ページ)
総合スーパーが苦戦している中で、業績好調の企業がある。都市部を中心に展開する成城石井だ。店内には珍しい商品がズラリと並んでいるが、なぜそのような品ぞろえができるのか。『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』の著者・上阪徹氏によると……。
スーパーは奥が深い
人気の高級スーパーと社会から高く評価されるようになった華やかな舞台の裏側で、社長は毎日、顧客の声に耳を傾けている。「お客さま相談室」に寄せられた声は毎日5時になると集計がまとめられるが、10分後には社長のもとに届く。
時間があれば、社長自らが店舗を巡る。気になる点があれば、エリアマネージャーに自ら指摘する。社長は語っていた。スーパーは奥が深いのだ、と。
小売業はやるべきことが本当に山のようにある。その小さな一つひとつが、実は信頼を、そして売り上げを作っているのだ。
プロフィール:上阪徹(うえさか・とおる)
1966年兵庫県生まれ。1989年早稲田大学商学部卒業後、リクルート・グループなどを経てフリーランスのライターとして独立。最前線のビジネス現場から、トップランナーたちの仕事論を分かりやすく伝えるインタビューを得意とする。雑誌や書籍などで執筆するほか、取材で書き上げるブックライター作品も70冊以上に。取材相手は3000人を超える。
著書に『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』『なぜ気づいたらドトールを選んでしまうのか?』『「胸キュン」で100億円〜恋愛ゲームで世界一。上場企業ボルテージのヒットのマニュアルとは?』『なぜ今ローソンが「とにかく面白い」のか?』『成功者3000人の言葉 人生をひらく99の基本』『職業、ブックライター。』『明日からやる気がでる 星空名言集』など。
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