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なぜ新宿駅で「迷う」のか 1日364万人をさばけるワケ水曜インタビュー劇場(迷宮公演)(4/8 ページ)

新宿駅で迷ったことがある人も多いはず。プラットホームはたくさんあって、改札もたくさんあって……そんな駅で迷うのは当然と思っていたら「駅の構造を理解すれば、迷うことはない」と言う人がいた。詳しく話を聞いたところ……。

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上は南口、下は東西口


新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか』(著・田村圭介、上原大介 SBクリエイティブ)

田村: 一方、階段を上がれば連絡通路につながり、南系の改札(南口、東南口など)にたどり着くんですよね。ちなみに、北口改札はありません。

 例えば、東京駅もよく迷うという人が多いのですが、東京駅はプラットホームから下に行けば乗り換えができます。一方の新宿駅は上に行くルートと、下に行くルートがあります。「だからややこしい」という人がいますが、なぜこんな構造になっているかというと、機能分離がハッキリしているからなんですよね。

 これから申し上げることは、重要なのでよーく聞いてくださいね。新宿駅で迷わないために「上は南口、下は東西口」と覚えてください。これを覚えれば、例えば、山の手線を降りたときに「あれ? どっちに行けばいいのかな?」と迷う回数も減るのではないでしょうか。

土肥: なるほど。JR新宿駅を利用するときには「上は南口、下は東西口」と覚えておけばいいんですね。「上は南口、下は東西口」「上は南口、下は東西口」……。

 田村先生の話を聞いていると、「JR新宿駅ではなんとかなりそうだなあ」という感じがしてきました。ただ、新宿駅は1つだけではありません。例えば、ワタクシの知り合いに「地下鉄丸ノ内線の新宿駅に乗り換えるときに迷う」という人がいました。攻略法があれば、ぜひ教えてください。


昭和女子大学環境デザイン学科の田村圭介准教授

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