インタビュー
あなたの“願い”はかなう? 世界初の「人工流れ星」に驚き:水曜インタビュー劇場(流れ星公演)(3/7 ページ)
2018年、人の手で流れ星が流れるかもしれない――。こんな話を聞くと「本当に?」と思われるかもしれないが、宇宙ベンチャーの「ALE(エール)」が開発しているという。「人工流れ星」とは、一体どんなモノなのか。岡島CEOに話を聞いた。
人工流れ星のスピード
土肥: スピードはいかがでしょうか?
岡島: 自然の流れ星ってものすごいスピードで大気圏の中に入っていくので、実際に見える時間ってわずかですよね。
土肥: 「痩せたい。痩せ……」くらいで消えてしまう。
岡島: 大気圏に突入するスピードが速ければ速いほど明るくなる。しかし、私たちのモノは人工衛星のスピードよりも速くできないので、人工衛星の速さと似たスピードになりそうです。
土肥: 夜空を見ていると、人工衛星を見ることができますよね。ゆっくり動いている感じ。
岡島: 自然のモノと比べて、ゆっくり流れますね。時間にして、2〜3秒くらい。
土肥: 2〜3秒あれば「痩せたい、痩せたい、痩せたい」と言えるかも(笑)。
ところで人工衛星からの発射角度が少し違うと、見える場所は違ってくるのでしょうか?
岡島: 確かに、少しでも違うと大きくズレてしまいます。「空のこの部分に流して」というリクエストに応じることは難しいのですが、「この地点の空でみえるようにして欲しい」というリクエストには応じることができます。
土肥: 発射角度がちょっとしたズレてしまうと、流れ星が流れる位置が大きく変わってしまうということですが、発射させる技術って難しいのでしょうか?
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