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銀座のホステスに学ぶ営業術 毎日を収穫シーズンにする「種」作りとは:銀座で学んだこと(2/4 ページ)
食べ物に種まきや収穫のシーズンがあるように、銀座のホステスも、お客さまの獲得と売り上げアップのために種を作ってまく努力をしています。今回は、主に営業職の方に向けて、売り上げアップのための「種の作り方」をご紹介します。
ヘルプホステスA子さんの場合
ここで、私の知り合いのA子さんの話をさせていただきます。私が大阪の繁華街、北新地のクラブで働いていたころ、A子さんはまだヘルプホステスだったので、主な仕事は売り上げをアップすることではなく、その前の段階である「お客さまと同伴をすること」でした。
A子さんはママやお姉さんのお客さまにできるだけお食事に誘うのですが、せっかくの返事をいただいてものらりくらりしてしまったり、そうこうしているうちに返事が来なくなってしまったり――と、なかなかうまくいかずに悩んでいましたが、地道に営業活動は続けていました。今思うと、これが「種を作っていた」のだと思います。
その後、A子さんは立派なクラブでオーナーママを務めるまで成長されました。ヘルプ時代と今の彼女は、顔も姿もほとんど変わっていませんが、ナンバーワンやオーナーママなどのタイトルがたくさん付いたので、お客さまの反応は全く違います。
これは、先のビジネスオンラインの場合と同様、相手が受ける印象や記憶の残り方が違うからです。ビジネスオンラインやA子さんに、「共通認識」や「自分にとっての価値の有無」という「種」があったからではないでしょうか。
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