ネットリサーチのインテージは8月3日、スマートフォンアプリ「Pokemon GO(ポケモンGO)」の国内利用実態を分析した結果を発表した。同アプリはリリース後24時間で延べ1000万ダウンロードされ、熱中している層は主に男女20〜34歳の“ポケモン世代”。ゲームや動画アプリは「ポケモンGO」に“時間を取られた”が、TwitterやInstagramは減っていないという。
インストールは、リリースされた7月22日の昼休みがピーク。リリース後3日間(7月22日〜24日)のインストールのうち、約7割が初日に集中。24時間で延べ1000万ダウンロードされたと推計されている。
スマホユーザー全体でみると利用率は23%で、LINE(62.5%)、Facebook(23.5%)に次ぐ3位。世代によって差があり、22日には10代の利用率が高かったが、翌日には離脱が始まっている。その一方、“ポケモン世代”といえる男女20〜34歳では利用率がじわじわ上昇している。また、深夜帯の利用も、他の層に比べて男性20〜34歳層が高く、ポケモンGOに最も熱中している層が見えた結果となった。
ポケモンGOの平均利用時間は46分。そのうち23分はポケモンGOをやり始めて新たに使っている時間で、残りの23分は他のアプリの利用時間から奪取している。多くのアプリが“時間を取られた”結果となり、特に「ツムツム」やYouTubeに大きな影響を与えている。一方、TwitterやInstagramなどは「ポケモンGO」との親和性が高いためか利用時間が減少していないのだという。
また、ポケモンGOをインストールしたユーザーの検索行動も調査。インストール後1時間以内は「ポケモンGO」などの抽象的な検索ワードだが、時間が経つにつれて「ポケモンGO 草」「ポケモンGO イーブイ 進化」「(住んでいる地域) ポケモンGO」「ポケモンGO 勝手に歩く」――とより具体的なワードを組み合わせて検索するようになっているという。
集計対象期間は7月22日から24日にかけて。同社が提供するネットリサーチサービス「i-SSP(インテージシングルソースパネル)」で調査を行った。
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