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高野連ってどんな組織なの?(冬とか何してるの?)新連載・新人記者(応援団長)が行く(3/3 ページ)

平成生まれの新人記者2人による連載。第1回は、高校野球を運営する組織、高校野球連盟(高野連)について。どんな人が働いていて、どんな仕事をしているのか。あれこれ聞いてきました。

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冬は何しているの?

鈴木: 確か、地方大会は準々決勝くらいからテレビ中継もしていますが、放映料はもらっていないんですか?

武井: 一応私たちは入場料でやっていけるので、もらっていません。ただ、もらっている支部もありますよ。収益確保が厳しいところなどは。

鈴木: そうだったんですね。ところで、主催する朝日新聞からの金銭的な支援はどのくらいあるんですか?

武井: 実は金銭的な支援はほとんどありません。一応、1校に対して約2000円程度支給していますが……。運営費は高野連が独自に集めるしかないのです。

鈴木: 質問が変わりますが、オフシーズンの冬は何をしているんですか? そもそも仕事があるんですか? 一番気になっていました。

武井: 春、夏、秋の大会に向けていろいろな準備がありますので、1年間休みはありません。会議や打ち合わせが多い時期です。

鈴木: どんな内容の打ち合わせが多いのでしょうか。

武井: 地方予選で使う球場を押さえるための打ち合わせですね。中学野球、社会人野球、大学野球、プロ野球もありますので、その中で球場を押さえるために会議に追われます。高校野球だけ特別扱されることはないので、これは調整が必要になります。

鈴木: なるほど。冬のうちにさまざまな団体と協議を重ねて年間スケジュールを組み立てていく必要があるのですね(どうやって教員と兼業しているのだろう)。いろいろと勉強になりました。ありがとうございます! 今度は日本高野連さんにも話を聞いてみようと思います。



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