世界のトップリーダーは、どんな休暇を送っているのか:世界を読み解くニュース・サロン(4/5 ページ)
国のトップは忙しい日々を送っているが、夏休みはどのように過ごしているのだろうか。多くの指導者はリゾート地でゆっくりとした時間を過ごしているが、中にはそうでもない人もいる。例えば、ロシアのプーチン大統領は……。
非日常的なゆっくりとした時間を過ごす
そのほかのリーダーでは、ドイツのアンゲラ・メルケル首相はイタリア・イスキア島の温泉で夫と一緒に過ごしたり、ウィンタースポーツで有名なスイスのサンモリッツでスキーを楽しんだりしている。日本の安倍晋三首相も、山梨県の別荘で、ゴルフやバーベキューをして過ごす。
基本的には普段忙しく政策議論を行ったり世界各地で会議などに出席する首脳たちは、休暇を心身ともにリラックスするために使っているように感じる。プーチンは例外として、非日常的なゆっくりとした時間を皆過ごしているようである。
まだ現時点では首脳ではないが、今話題の米大統領候補らの休暇はどんなものなのか。暴言が止まない不動産王で共和党指名候補のドナルド・トランプは休暇に「冒険」はしない。基本的には自らの所有するホテルやゴルフ場などで過ごすようだが、米ロサンゼルスに行けば、ハリウッドの超有名ホテルであるビバリーヒルズ・ホテルに滞在して過ごすという。そして観光地である高級ショッピングエリアのロデオドライブに行ってお気に入りの「グッチ」で買い物をするらしい。
一方のヒラリー・クリントンは「不動産王」のような分かりやすい金持ちではないが、全米有数のリゾート地であるニューヨーク州ロングアイランドの高級リゾート、ハンプトンズがお気に入りだ。毎年のように訪れているハンプトンズでは、週5万ドルの賃貸別荘に滞在し、友人や家族とゆっくり過ごす。そして2014年に、クリントンが2度目となる大統領選に出馬を決意したのは、ハンプトン滞在中のことだったと言われている。
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