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「コンビニ=24時間営業」呪縛が終わろうとしている:コンビニ探偵! 調査報告書(5/5 ページ)
最近はエキナカや病院、大学の敷地内などに出店する24時間営業でないコンビニも少なくない。今回は、コンビニが24時間営業をやめたらどんなメリットがあるのかを考えてみよう。
夜の営業はデメリットも
先日の記事『初心者にとって最も怖いのは誰か コンビニバイトの裏事情』で、コンビニは1つの時間帯に雇えるアルバイトが少なく、それがブラック化する要因の1つだと書いた。24時間営業をやめて、浮いた深夜バイトの人件費を昼間に投入したとしてもプラスの利益となる。アルバイトが急に休んでもオーナー店長が対応できるし、体への負担も格段にラクになる。
深夜でもお客さんが多い店は24時間営業のほうがいいが、深夜の時間帯にお客さんが少ない店は、夜中に営業していてもメリットよりデメリットのほうが大きい。人件費、光熱費などの経費はかかるし、強盗というリスクも付きまとう。さらには酔っぱらいや不良の対応もせざるを得ず、それが原因でアルバイトが辞めるケースも少なくない。
コンビニの立地や品ぞろえが多様化してきたことで、24時間営業じゃないコンビニの可能性が見えてきた。今後、これらのノウハウを生かせることができれば、人口が少ない地域への出店もさほど難しいことではないだろう。
著者プロフィール・川乃もりや:
元コンビニ本部社員、元コンビニオーナーという異色の経歴を持つ。「タフじゃなければコンビニ経営はできない。優しくなければコンビニを経営する資格がない」を目の当たりにしてきた筆者が次に選んだ道は、他では見られないコンビニの表裏を書くこと。記事を書きながら、コンビニに関するコンサルティングをやっています。「コンビニ手稿」
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