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「塚田農場」運営会社、焼き鳥専門店に進出 5年で300店計画
「塚田農場」などを運営するエー・ピーカンパニーは、やきとり専門業態の展開を開始した。新たに20代などの若い層を開拓する狙い。
居酒屋「塚田農場」などを運営するエー・ピーカンパニーは10月12日、焼き鳥専門店の展開を始めたと発表した。3年で首都圏を中心に100店、5年をメドに全国で300店の出店を目指す。低価格業態の展開で新たに20代などの若い層を開拓する狙いだ。
新業態は、立席中心の「やきとりスタンド」と着席中心の「やきとりスタンダード」の2ブランド。「塚田農場」などの運営を通して培った流通などのノウハウを生かし、品質の高い商品を低価格(焼き鳥1本120円〜)で提供する。これまでターゲットとしていた30代以上の層に加えて、新たに20代を開拓する狙い。
「既存業態では、予約を前提とした3〜4人のグループ利用が多かったが、新業態では、仕事終わりなど日常的に利用できる店舗を目指す」(同社)としている。
「塚田農場」や「四十八魚道」などの既存業態の客単価は4000円前後。30代以上のユーザーから支持を集めていた一方、20代のユーザー獲得が課題となっていたため「客単価2000〜2500円の低価格業態の開発が求められてた」という。
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