日本フランチャイズチェーン協会(JFA)は10月20日、主要コンビニエンスストアの2016年9月売り上げ実績を発表した。既存店は4カ月ぶりのマイナス成長となった。台風などによって降水量が多く客数に影響を及ぼした。
既存店の売上高(税別)は8010億8400万円で前年同月比0.01%減、来店客数は同0.3%減の13億3123万6000人で7カ月連続のマイナスだった。平均客単価は同0.2%増の601.8円で、こちらは18カ月連続でプラスとなった。淹れたてコーヒーや店内調理品などのカウンター商材が順調だったほか、全国的に平均気温が高くアイスクリームや飲料などの売れ行きが好調だった。
商品別で見ると、菓子類やソフトドリンク、アルコール飲料などの加工食品が同1.8%増で、唯一のプラスだった。
関連記事
- “王者”セブン-イレブンが合併を必要としないワケ
飽和状態となったコンビニ業界は再編の時代を迎えた。大手コンビニの合併・出店争いの話題が絶えないが、セブン-イレブンの合併に関する話はほとんど聞かない。合併しなくてもセブンが1位であり続ける理由について考えてみよう。 - そごう神戸店など譲渡へ セブン&アイとH2Oリテイリングが資本・業務提携
セブン&アイと、阪急・阪神百貨店を展開するH2Oが資本・業務提携へ。 - セブンを迎え撃ち ファミマが沖縄で伸び続ける理由
沖縄に訪れたことのある人ならご存じだろうが、街でよく目につくコンビニといえばファミリーマートだ。30年近く前にエリアFCとして設立された沖縄ファミリーマートの戦略が功を奏し、今や沖縄では不動の地位を築いている。その取り組みとは――。 - ローソンを子会社化 三菱商事が正式発表
三菱商事はコンビニ大手のローソンを子会社化すると正式発表した。来年1月ごろにTOBを行う。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.