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牛丼も好調! くら寿司、“外食の何でも屋”を目指す:サイドメニュー拡充の裏側(1/2 ページ)
60〜70種類の本格的なサイドメニューを提供するくら寿司。「何屋さんか分からない」と言われることが多くなったが、実際同社は“外食の何でも屋”を目指しているという。
くら寿司のサイドメニュー攻勢が止まらない――。近年、くら寿司が次々と投入する斬新なサイドメニューが好調だ。
2015年7月に発売したシャリとカレーを組み合わせた「しゃりカレー」は発売から3カ月で100万食を突破。今年7月発売の「シャリコーラ」は、同社も「想定外だった」というほどの売れ行きで、発売から約2週間で一時品切れ状態となった。そして、11月4日に発売した牛丼の初速も好調で、既に数値目標(3カ月で100万食)を超える見込みだという。
くらコーポレーションは2012年にラーメン、2014年に豚丼、2015年にカレー、2016年にうな丼、冷やし中華――など、さまざまなサイドメニューを開発しており、その数は60〜70種類に及ぶ。
同社によると、この豊富かつ、企画力のあるサイドメニューが業績を支えているという。実際、既存店の売り上げは昨年対比で2012年度が101.5%、2013年度が104.2%、2014年度が102.5%、2015年度が101.6%と、サイドメニューを本格的に拡充した年から好調だ。売り上げ比率をみるとサイドメニューが3割を占める。また、リピーターの数が増えたことも業績を後押ししている。
「来店した次の日も来てくれるようになった。昨日はすしを食べたから今日はカレー、明日は牛丼、その次はラーメン――と、1週間のランチを全てをくら寿司で済ませることができる」(同社)
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