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コンビニおにぎり「ふっくら」しているワケコンビニ探偵! 調査報告書(3/4 ページ)

コンビニの主力商品の1つでもある「おにぎり」。寒い時期になると、あたためて食べる人もいるだろう。今回は、日本のソウルフードであるおにぎりについて調査してみた。

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おにぎりフィルムの進化

 あたためても大丈夫なフィルムのように、おにぎりのフィルムは日々進化してきた。

 覚えている人は少ないかもしれない。初期のコンビニおにぎりはいったんフィルムを広げて、中のおにぎりを海苔(のり)で包み直すという方法が主流だった。手間がかかるうえ、フィルムを開けるのに失敗して、おにぎりを床に落としてしまうなんてことも珍しくなかった。

 現在販売されているセブンの手巻きおにぎりを見てみよう。パッケージをたてに裂く部分には、2本のカットテープが設けてある。後ろにいくにつれてテープが「ハの字」に広がっているので、力を入れなくても左右のフィルムがほどける仕組みだ。ラベルにも細かい切れ目が施してあり、途中でテープが切れない工夫がなされている。


パッケージを裂くテープは2本で開けやすい

後ろにいくにつれてテープが「ハの字」に広がっている

 「開けづらい」「分かりにくい」といったお客さんの意見をもとに、改良に改良を重ね、今日の手巻きおにぎりのスタイルが確立されたのだ。

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