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店舗はこのように変化する、かもしれない:看板から香りが……(3/3 ページ)
最新のデジタル技術を応用して、店舗のおもてなしを強化する提案が増えている。個別対応や感情に寄り添ったサービスにつながる技術とは……。
AIで感情を分析
今の感情に合った商品やサービスが提供されたら――。凸版印刷は、人工知能(AI)を使って人の表情から感情を分析する「感情AI」の活用を提案。開発した米ベンチャー、アフェクティバの国内販売代理店となっているシーエーシーと組み、感情AIを搭載したデモアプリケーションを開発した。
カメラで人の表情を読み取り、「喜び」「嫌悪」「驚き」など7種類の感情レベルを分析する。強い数値が出た感情に合わせて映像を出したり、商品を勧めたり、クーポンを発券したりすることに活用できるという。イベントやプロモーションでの活用を想定している。
実際にカメラの前に立つと、目の前の画面には「無表情」と映し出された。笑ってみたり、眉間にしわを寄せてみたり、唇をゆがめてみたりすると、次々と違う感情が表示された。
凸版印刷は陳列棚や商品ディスプレイなどの店舗什器(じゅうき)を手掛けている。顧客企業に対して、接客などの課題を解決するソリューションの1つとして、感情AIの活用を提案する。
IoT(モノのインターネット)やAIなどの最新技術は日々発展しているが、それをどのように顧客満足度や販促力の向上につなげるか、使い方を見つけるのは容易ではない。来店客の不満を取り除くことや快適性の追求、従業員の負担軽減などを目指す提案がヒントになりそうだ。
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