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缶じゃない「BOSS」“ちびちび”需要に合う?:デスクワークのお供に(3/3 ページ)
サントリーの缶コーヒー「BOSS」の新シリーズ「クラフトボス」が4月に発売される。若いITワーカーをターゲットに、長時間のデスクワークのお供として最適な味わいに仕上げたというが……。試してみた。
缶コーヒーは本格的なコクを追求
一方、缶のコーヒーも従来のイメージから脱し、味がどんどん本格的になっている。コクや香りを高めた商品投入が目立つ。カフェのコーヒーやコンビニのひき立てコーヒーを飲み慣れている層にも好まれる味を目指す。
サントリーは缶コーヒーの「BOSS」に、「レインボーマウンテンブレンド 今月のブレンドシリーズ」を投入。7種類の豆を使った商品を隔月で順次販売していく。それぞれ香りや味わいに特徴があり、缶コーヒーをより楽しめる仕掛けになっている。
最大手の日本コカ・コーラは主力商品「ジョージア」の上級シリーズ「ザ・プレミアム」をリニューアル。コクや香り、深みの「史上最高」をうたう。キリンビバレッジが16年秋にフルリニューアルした「FIRE」も、香りとコクにこだわった新商品「エクストリームブレンド」が好調に推移している。
近年伸びているボトル缶を強化するのはアサヒ飲料。好調の「ワンダ極」に、ブレンドコーヒーのラインアップを加えた。メインユーザーの40〜50代男性の取り込みを図る。
ダイドードリンコは16年2月に発売した若年層向け商品「うまみブレンド」をリニューアルした。コーヒーの豆だけでなく果肉もドリップした「コーヒー本来のうまみ」が好評だという。
缶コーヒーの贅沢(ぜいたく)なコクに対して、クラフトボスのすっきりとした味わい。これまでの缶コーヒーとは異なる飲み方ができそうだ。新たな顧客層を開拓できるだろうか。
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