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てるみくらぶ関連会社 「自由自在」が破産:持ち株会社も破産
格安海外旅行会社「てるみくらぶ」関連会社の「自由自在」と、持ち株会社の「てるみくらぶホールディングス」が破産。
「てるみくらぶ」関連会社で、ツアー販売などを手掛ける格安旅行会社の自由自在と、グループ持ち株会社のてるみくらぶホールディングスは3月30日、東京地裁に破産手続きを申し立て、破産開始決定を受けた。東京商工リサーチによると、負債額は自由自在が約34億円、てるみくらぶホールディングスが約29億円。
自由自在は2005年設立。てるみくらぶの山田千賀子社長が代表取締役を兼任している。ハワイ、韓国、グアム行きの航空券やツアーを販売し、2016年9月期には16億円の売上高を計上していたが、27日のてるみくらぶの自己破産に連鎖して資金繰りが悪化。同日に営業停止していた。
自由自在の債権者は約650名で、大半が旅行申込者。しかし、顧客への旅行代金の弁済は日本旅行業協会(JATA)からの総額7000万円が限度で、超過分は返金されない可能性がある。同社は「お預かりした旅行代金の全額の弁済ができなくなることにつきまして重ねてお詫び申し上げます」と謝罪している。
てるみくらぶホールディングスは、てるみくらぶと自由自在の株式を100%保有する持株会社だったが、てるみくらぶの破産により連鎖した。負債の大半は、グループ向けの債務保証だという。
東京商工リサーチによると、関係者は「てるみくらぶグループの法的清算はこの3社以外の予定はない」とコメントしているという。
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