子供の就職活動に関心を持つ保護者が増えている――マイナビの意識調査でこうした結果が出た。「子供の就活に関心がある」と答えた保護者は、前回調査時(2015年)から10ポイント増の80.3%。うち母親は84.9%(12.1ポイント増)で、父親の78.5%(10.8ポイント増)を上回った。
現在の就活事情について、保護者が知っていることは「企業は3月1日以降に会社説明会を開始する」(56.3%)、「企業は6月1日から選考活動ができる」(50.2%)、「正式な内定日は10月1日である」(40.6%)など、スケジュールに関することが上位を占めた。
一方、「企業はインターンシップと採用を直結させないよう要請されている」(15.9%)、「経団連の指針と関係なく、早くから選考を行う有名企業もある」(28.3%)などは認知度が低かった。
保護者が望む子供の就職先は、「経営が安定している企業」が44.0%でトップ。「本人の希望や意思に沿った企業」(36.9%)、「本人の能力・専門性を生かせる企業」(28.4%)と続いた。
子供に社会人として期待することは「新卒入社する会社で、正社員として長く勤めてほしい」(52.8%)が、「転職をしてもよい」(19.5%)と「独立してほしい」(1.1%)を大きく上回り、保護者はキャリアチェンジせず1社で長く働くことを望む傾向がみられた。
調査は、4月9日〜10日にかけて、大学4年・大学院2年・社会人1年目の子を持つ親1000人を対象にインターネット上で実施した。
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