2015年7月27日以前の記事
検索
特集

失敗しない社内カフェへ 実体験から生まれた提案オフィスから考えるワークスタイル変革(4/4 ページ)

オフィス家具メーカーのプラスが提案しているカフェスペース「5 TSUBO CAFE」。その提案が生まれた背景には、失敗を重ねながらオフィス改革とコミュニケーション活性化に取り組んだ自社の経験があった。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

通いたくなるオフィスに

 5 TSUBO CAFE導入後の活用方法だけでなく、導入する前にコミュニケーションの“下地”を作ることを勧める提案も始めた。まずは交流を促すイベントなどを実施して、お互いに会話をする雰囲気を作っておくことが、カフェのコミュニケーション活性化効果を高めるからだ。

 しかし、そうすると、社内コミュニケーションに課題がある企業が改革に取り組み始めてから、プラスの商材である5 TSUBO CAFEを導入するまでには時間がかかる。なぜこのような提案をしているのか。

 「5 TSUBO CAFEだけでなく、オフィス市場全体として考えているからです」と田中氏は説明する。会社に行かないと仕事ができなかった時代とは違い、通信技術が発達している今、オフィスに行かなくてもできる仕事は多い。オフィス用品の市場として見ると、危機感は強い。

 働き方の多様化に対応しながらも、オフィスをさらに快適にして、通いたくなる場所にすることがプラスの役割の1つ。通いたくなるオフィスとは何か。居心地が良いオフィス、仕事がうまくいくオフィス、行かないと得られないものがあるオフィス。そんな場所にしていくためには、ソフトの部分の提案が欠かせない。

 「オフィスの中心は人。人がいて初めて成立するのです。“ワーカーファースト”で考えることが大切です」(田中氏)。

photo
プラスの社内にはリラックスしたり、雑談したり、作業に集中したりするスペースが確保されている
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る