あなたがトップになるために、今やるべき3つの習慣:世界を読み解くニュース・サロン(4/4 ページ)
米ニューヨーク・タイムズ紙の名物企画だった「コーナー・オフィス(役員室)」をご存じだろうか。残念ながら、連載は10月末で終了してしまったが、ビジネスパーソンはこの企画からたくさんのことを学ぶことができるのだ。例えば、CEOに共通する項目として……。
当たり前のことを意識する
目の前の仕事を成功させ、評価を積み重ね、一歩一歩出世していく。そうすればCEOや起業家などとしてビジネス界でトップに上り詰めることができる。当たり前のことなのかもしれない。
ブライアント氏の記事や本には、ビジネス界以外からのコメントなども寄せられている。こうした成功の要素は、ビジネス界に限らず、どんな世界にも当てはめることができそうだ。事実、彼の著作は大学などで広く取り上げられ、リーダーシップ学の「理論」に人間的な観点をプラスしていると評価されている。
ブライアント氏が指摘したような当たり前の点を意識してみるだけで、自らが抱く成功に近付くことができるかもしれない。もしかしたらトップビジネスパーソンになるのには、奇跡も魔法も必要ないのかもしれない。
筆者プロフィール:
山田敏弘
元MITフェロー、ジャーナリスト・ノンフィクション作家。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版に勤務後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフルブライト・フェローを経てフリーに。
国際情勢や社会問題、サイバー安全保障を中心に国内外で取材・執筆を行い、訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文藝春秋)『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)がある。最近はテレビ・ラジオにも出演し、講演や大学での講義なども行っている。
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