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小型ロケットでRocket Labが快挙 商業化加速:宇宙ビジネスの新潮流(3/3 ページ)
小型ロケットベンチャー企業、米Rocket Labが試験打ち上げに成功、顧客企業の衛星を無事に軌道投入した。世界で民間企業5〜6社がしのぎを削る小型ロケット開発では初の成功事例だ。
日本でも2月3日に実証実験
以前のコラムでも記載したように、小型ロケットの開発はRocket Lab以外にも、新世代小型ロケット開発企画株式会社(キヤノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本政策投資銀行によるジョイントベンチャー)、堀江貴文氏が創業したインターステラテクノロジズの日本勢、さらに米Virgin Orbit、米Vector Spaceなど世界で複数社がしのぎを削っている状況だ。
今年前半は他社も実証実験を予定している。昨年末に予定されていたJAXAのSS-520 5号機による超小型衛星打ち上げ実証実験は、2月3日に予定されている。またインターステラテクノロジズも観測ロケットMOMO2号機の実証実験を昨年に続いて計画する。
Rocket Labに続き、日本勢の実証実験も成功のニュースが飛び込んでくることを期待したい。
著者プロフィール
石田 真康(MASAYASU ISHIDA)
A.T. カーニー株式会社 プリンシパル
ハイテク・IT業界、自動車業界などを中心に、15年のコンサルティング経験。東京大学工学部卒。内閣府 宇宙政策委員会 宇宙民生利用部会 委員。日本初の民間宇宙ビジネスカンファレンスを主催する一般社団法人SPACETIDE共同創業者 兼 代表理事。日本発の民間月面無人探査を目指すチーム「HAKUTO(ハクト)」のプロボノメンバー。著書に「宇宙ビジネス入門 Newspace革命の全貌」(日経BP社)。
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