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レノボ、「ThinkPad」2万5000台無償修理 異常な発熱の恐れ:ねじがバッテリーを損傷
レノボ・ジャパンが、「ThinkPad X1 Carbon(第5世代)」を無償で点検・修理すると発表。バッテリー部分から異常な発熱が生じる恐れがあるという。対象は、2016年12月〜17年10月に製造された約2万5000台。
レノボ・ジャパンは2月7日、ノートPC「ThinkPad X1 Carbon(第5世代)」約2万5000台を無償で点検・修理すると発表した。バッテリー部分から異常な発熱が生じる恐れがあるため。
対象となるのは、2016年12月〜17年10月に製造され、マシンタイプが「20HQ」「20HR」「20K3」「20K4」のもの。当該製品のユーザーは、特設窓口に連絡することで点検・修理を依頼できる。
同社によると、これまでに全世界で3件(うち国内で1件)、異常発熱によって製品の一部が破損するケースが発生した。原因は、製品内で脱落したねじが内蔵バッテリーを傷つけたためという。
異常の発生時期は「非公開」(広報担当者)。顧客からの指摘によって発覚した。やけどや火災などの被害は起きていないという。
レノボ・ジャパンは「当社製品をご愛用のお客さまには、大変ご迷惑をお掛けする事態となりましたことを深くおわび申し上げます」と謝罪している。
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