プロレスって本気の戦いですか? 失礼な話である:赤坂8丁目発 スポーツ246(4/4 ページ)
2月4日に放送された『ワイドナショー』(フジテレビ)で、社会学者の古市憲寿氏が「プロレスって本気の戦いなんですか?」と発言した。プロレスの多くの試合は事前に用意されたシナリオ通りに進行しているので、リングに上がるレスラーも「本気」ではないのか。いや……。
推定視聴者数は10億人
米国を代表するスポーツエンターテイメント企業となった「WWE」。同団体の大会は毎週の放送で米国内の約1100万人が視聴していると言われている。世界各国でも30を超える言語、そして180カ国以上で放送され、推定視聴者数も実に10億人に達しているというからすさまじい。
そのWWEで頂点に立とうとしている中邑の生き様を同じ日本人として我々は応援すべきだろう。悲願のWWE王座を獲得し、リング上でお決まりの「イヤァオ!」と叫ぶ姿を見たい。そして史上初の同団体女子RR戦(1月28日、米フィラデルフィア州ペンシルバニア)で中邑に続いて優勝を果たし、日本人初の大殊勲を挙げてレッスルマニア34への出場が決まった女子プロレスラー、ASUKAとともに勝利の美酒に酔えれば最高だろう。
臼北信行(うすきた・のぶゆき)氏のプロフィール:
国内プロ野球、メジャーリーグを中心に取材活動を続けているスポーツライター。セ・パ各12球団の主力選手や米国で活躍するメジャーリーガーにこれまで何度も「体当たり」でコメントを引き出し、独自ネタを収集することをモットーとしている。
野球以外にもサッカーや格闘技、アマチュアスポーツを含めさまざまなジャンルのスポーツ取材歴があり、WBC(2006年第1回から2017年第4回まで全大会)やサッカーW杯(1998年フランス、2002年日韓共催、2006年ドイツ、2010年南アフリカ、2016年ブラジル)、五輪(2004年アテネ、2008年北京、2017年リオ)など数々の国際大会の取材現場へも頻繁に足を運んでいる。
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