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6畳弱の狭い物件に、住みたい人が殺到している理由水曜インタビュー劇場(99.7%公演)(3/5 ページ)

6畳弱の狭い物件が人気を集めていることをご存じだろうか。物件名は「QUQURI(ククリ)」。運営をしているピリタスの社長に、その理由を聞いたところ……。

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ベストの間取りは(3)

仲摩: 下に3つの間取りがありますが、どれがベストの間取りだと思いますか?


(1)

(2)

(3)

土肥: 使いやすそうなのは、(2)か(3)のような気がするのですが、なぜベストの間取りなのか、それを説明することができません。

仲摩: では、順番にご説明しますね。(1)の間取りをよーく見てください。居住スペースとシャワールームが接しているので、シャワーを使ったあとに湿気が漂いますし、水が漏れてくるかもしれません。あと、トイレに扉が付いていますよね。扉を開けるスペースにモノを置くことができなくなるので、そのぶん使えるスペースが狭くなります。

土肥: 確かに。じゃあ、(2)か(3)になりますね。どちらもシャワールームとトイレが居室スペースから遠いから問題なし。

仲摩: キッチンの向きに注目してください。

土肥: (2)は居室スペースのほうを向いている、(3)は廊下にあるということは……はっ。

仲摩: もうお分かりだと思いますが、ベストの間取りは(3)になります。(2)の場合、キッチンの前にモノを置くと、料理ができなくなる。というわけで、モノを置けないぶんだけ居室スペースが狭くなるんですよね。

土肥: なるほど。

仲摩: 最初のころは、部屋の形がまちまちでした。横幅が3メートルで、奥行が4メートルだったり、横幅が4メートルで、奥行が3メートルだったり。ただ、物件を手掛けていくなかで知見がたまっていき、ベストの間取りが分かってきました。


QUQURIの外観

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