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JR東、首都圏の主要路線「全駅」にホームドア設置へ 2033年春まで:「スマートホームドア」も導入
JR東が、33年3月末頃までに首都圏在来線の主要路線全駅にホームドアを設置すると発表。導入範囲の拡大によってさらなる安全性向上を図る狙い。乗降客が1日当たり10万人以上の駅に優先的に設置する。
JR東日本はこのほど、2033年3月末頃までに首都圏在来線の主要路線全駅にホームドアを設置する方針を明らかにした。既に山手線などの計32駅には設置済みだが、導入範囲の拡大によってさらなる安全性向上を図る狙い。乗降客が1日当たり10万人以上の駅に優先的に設置する。
ホームドアは従来型のほか、横浜線町田駅に試験導入している、軽量で工期を短縮できる「スマートホームドア」の設置も積極的に進める。
JR東は今後、20年4〜6月までに山手線の東京駅、新橋駅、浜松町駅、京浜東北・根岸線の横浜駅、川崎駅など計62駅にホームドアを設置する。山手線の新駅として20年に開業予定の「品川新駅(仮称)」にもホームドアを設ける計画だ。
20年10月以降は、山手線の新宿駅、渋谷駅、京浜東北線の大宮駅といった大規模な駅にホームドアを設置する。他路線への整備も進め、26年3月までに常磐線、中央・総武線、青梅線、南武線、埼京・川越線などの計120駅に導入する。
その後は26年4月〜33年3月末にかけて、残る武蔵野線、横須賀線、京葉線、東海道線などの各駅に順次設置していく予定。
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