イチローが戻ってきても、素直に「ハッピー」と言えない人の論理:赤坂8丁目発 スポーツ246(1/4 ページ)
イチローが6年ぶりにシアトル・マリナーズへ復帰する。本人は「ハッピー」という言葉を口にしたが、素直に喜べない人たちがいることも忘れてはいけない。なぜその人たちはアンハッピーなのか。その理由は……。
レジェンドが6年ぶりに古巣へ凱旋(がいせん)を果たした。
マイアミ・マーリンズからFAとなっていたイチロー外野手が2012年のシーズン途中まで在籍していたシアトル・マリナーズへ復帰することが決定。3月7日(日本時間8日)に、米アリゾナ州ピオリアのキャンプ地で入団会見が行われ、ジェリー・ディポトGMも同席のもとイチローは多くの報道陣の前で「2001年にメジャーリーグでプレーすることが決まったときの喜びとは、まったく違う感情が生まれました。とてもハッピーです」などと満面の笑みを浮かべながら語った。
米スポーツ専門局『ESPN』など複数メディアの報道によると、1年契約で年俸は75万ドル(約8000万円)。打席数などの出来高を加えれば、昨季の年俸と同額の200万ドル(約2億1000万円)になるという。
背番号は古巣時代と同じく、慣れ親しんだ「51」。マリナーズはこれまでの功績に対して敬意を払っているのはもちろん、外野手に故障者が続出している苦しい台所事情もあって外野の全ポジションをこなせるイチローには戦力としてまだまだ存分に力を発揮してほしいという願いも込められている。
2001年のメジャー1年目から10年以上に渡り、シアトルで数々の伝説をつくり上げた英雄のUターンに地元は歓迎ムード一色だ。しかしながら、その陰に隠れるように中には復帰決定のレジェンド・イチローを色眼鏡で見ている関係者も少なからずいる。特に地元メディアで古くからマリナーズを追い続けているライターには、かつての「我の強いイチロー」しか知らない人物も1人や2人ではない。
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