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1個5000円も登場 花見弁当が高額化する理由:花見シーズン到来(1/2 ページ)
本格的に花見シーズンが到来した。景気回復の影響もあってか百貨店では高額な花見弁当が売れている。一方、通年販売される弁当では価格の2極化が進んでいる。その理由とは?
本格的な花見シーズンが到来した。百貨店はこの時期にあわせて花見弁当を投入している。1日1万食以上の弁当を販売する大丸東京店(東京都・千代田区)に今年のトレンドを聞いた。
桜が開花してからゴールデンウイークにかけては春の行楽シーズン。百貨店では夏休み・お盆休みシーズンと並んで弁当が特に売れる。大丸東京店の広報担当者が「花見シーズンは弁当の平均購買単価が2〜3割上昇する。1人で20個以上弁当を購入するお客さまもいる」と説明するように、まさに書き入れ時だ。
大丸東京店は3月15日から1個5000円(税込み、以下同)の花見弁当を投入した。ステーキや牛すじ煮込みなどが入った「〈味の梅ばち〉米沢牛 春の彩り5種のちらし弁当」だ。2〜3人でシェアする量だが、1人あたりの単価は1600〜2500円台だ。見た目が豪華で高額な巻物やちらしもそろえる。ばらちらしを巻物にした「〈つきじ鈴富〉華巻」(2052円)や「〈タキモト〉マウントミルフィーユ」(2268円)がその代表格だ。
花見弁当はここ数年でより高額なものが売れるようになっている。その背景について広報担当者は「ビジネス街に立地していることもあり、当店にはビジネスパーソンのお客さまが多い。景気が上向いているので花見のときくらいは奮発しようと考えているのではないか」と分析する。
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