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1個5000円も登場 花見弁当が高額化する理由:花見シーズン到来(2/2 ページ)
本格的に花見シーズンが到来した。景気回復の影響もあってか百貨店では高額な花見弁当が売れている。一方、通年販売される弁当では価格の2極化が進んでいる。その理由とは?
弁当価格が2極化している
花見弁当が高額化する一方で、通年販売している弁当は価格の2極化が進んでいる。大丸東京店の弁当年間ランキング(2017年3月〜18年2月)に、新たに1300円以上の弁当が2種類登場した一方で、699円の弁当もランクインした。699円の弁当は「〈イーション〉豆腐バーグ重」。約2万3000個売れた。
新しくランクインした高額弁当は、「〈叙々苑〉牛薄切焼弁当」(1600円)が約3万9000個、「〈柿安牛めし〉黒毛和牛牛めし」(1300円)が約3万2000個、それぞれ売れた。
弁当価格の2極化が進む背景について広報担当者は「普段買う弁当とハレの日に買う弁当を使い分けているお客さまが増えているのではないか。メリハリ消費が浸透している」と説明した。
大丸東京店は東京駅に隣接しており、出張や旅行前に弁当を買い求める顧客が多い。コンビニでパンやおにぎりを買うのは少々物足りないが、弁当に1000円以上は払いたくない――。そんな層が1000円未満の弁当を購入しているのかもしれない。
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