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コンビニ「ポプラ」、最終赤字に転落へ 寒波で来店者減少:新規出店にも遅れ
ポプラが連結業績予想を下方修正すると発表。これまで1億7800万円の黒字としてきた今期最終が一転、7000万円の赤字に転落する見通し。寒波による来店者の減少などが原因としている。
コンビニチェーン「ポプラ」「生活彩花」などを展開するポプラ(広島市)は3月30日、2018年2月期通期の連結業績予想を下方修正すると発表した。これまで1億7800万円の黒字としてきた今期最終が一転、7000万円の赤字に転落する見通しという。寒波による来店者の減少や、出店計画の遅れが原因としている。
予想売上高は296億5300万円から287億6600万円、予想営業利益は4200万円の赤字から3億3600万円の赤字に下方修正する。
ポプラによると、昨年12月以降の寒波の影響で来店者が減少し、アイスクリームや乳製品の売り上げが激減。大雪によって物流面も混乱し、商品の遅配や欠品が発生していたという。
また、第3四半期に予定していた49店舗の出店が遅れたため、チェーン全体の売り上げが計画を18億1000万円下回った。これに付随して、加盟金収入不足、ロイヤリティ収入不足、商品リベートの減少――なども生じたとしている。
対策として人員配置計画の見直しによる経費削減や、物流コース変更による物流費の圧縮などを図ったものの、収入不足を補えなかったため下方修正に至ったと説明している。
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