JCB、ギフティに出資 ギフトカードをデジタル化:今春「JCB PREMOデジタル」リリース
メールやLINEなどで電子ギフトカードなどを送れるサービスを手掛けるギフティ(東京都品川区)は3月30日、ジェーシービー(JCB)と資本・業務提携を締結した。協業で今春から、ギフト用プリペイドカードをデジタル化した「JCB PREMOデジタル」を販売する。
メールやLINEなどで電子ギフトカードなどを送れるサービスを手掛けるギフティ(東京都品川区)は3月30日、ジェーシービー(JCB)と資本・業務提携を締結した。協業で今春から、ギフト用プリペイドカードをデジタル化した「JCB PREMOデジタル」を販売する。
JCBの既存サービス「JCB PREMO」は全国30万店以上のJCB加盟店で利用できるプリペイド式ギフトカード。利用額に応じてポイントが付与されるほか、チャージをすることも可能。コンビニなどの店舗やネット上でも購入できる。
ギフティは、ギフトを贈ることができる「giftee」を運営し、会員数は3月末で91万人を超える。コーヒーショップやコンビニエンスストアなどの商品をそろえ、平均販売額は約600円で、友人などに気軽にギフトを贈る「ソーシャルギフト」サービスをうたう。
「JCB PREMOデジタル」は、JCB PREMOを活用しつつ、スマートフォンにアプリをダウンロードし、QRコードなどを読み込むことで支払いができるようになるため、ギフトカードを発行する必要がない。
両社はJCBの顧客網やギフティのeギフト事業における知見を活用し、商品力強化を図り利用者の利便性向上を目指す。
ギフティは同日、JCBや丸井グループなどを引受先とする第三者増資と、三菱UFJ銀行からの融資で、総額約5.84億円の資金調達を完了した。
調達した資金は「JCB PREMOデジタル」プロジェクトのほか、eギフト事業のASEANを中心とした海外展開、トヨタが実施したオープン・イノベーション・プロジェクト「TOYOTA NEXT」への協業資金などに充当するという。
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