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福島県から「サークルK・サンクス」消滅 ファミマに転換完了:47都道府県で初
福島県内で運営していた「サンクス」全店舗のファミリーマートブランドへの転換が完了。同県内にはサークルKブランドは存在しないため、県内からサークルK・サンクスの店舗が消滅。都道府県単位での転換完了は初めて。
ファミリーマートは3月12日、福島県内で運営していたコンビニチェーン、サンクスの全店舗をファミリーマートブランドに転換したと発表した。同県には従来からサークルK店舗が存在しないため、県内からサークルK・サンクスブランドの全店舗が消滅。都道府県単位での転換完了は初めて。
ブランド転換は、サークルK・サンクス運営元の旧ユニーグループ・ホールディングスが旧ファミリーマートと経営統合したことを受けて2016年9月にスタートした。
統合の開始当初、サークルK・サンクス店舗は約5000店舗存在したが、18年2月までに約3500店の転換が完了。国内全店舗の転換完了は今年8月ごろを予定している。
当初は19年2月末をめどにブランドを統一する計画だったが、転換済み店舗の1日当たりの売り上げ・客数が平均約10%伸長したことから、さらなる利益獲得を目的に統合時期を早めていた。
17年3〜11月期の全店平均日商は、ファミリーマートが52万4000円なのに対し、サークルK・サンクスは38万9000円。
ブランド統合に先駆け、商品面は17年2月末、物流拠点は17年6月末に統合済み。「ファミチキ」などをサークルK・サンクスで、「濃厚焼きチーズタルト」などをファミリーマートで販売しているほか、トラック台数の削減によるコストダウンを実現している。
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