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「スーツに見える作業着」に軽量の夏モデル登場 社長「パリコレ目指す」:自転車通勤や営業にぴったり?(2/3 ページ)
ネットで賛否両論を呼んだ「スーツに見える作業着」に軽量の夏モデルが登場。裏地をなくすなどの工夫によって軽量化と通気性の向上を実現したという。開発元に意気込みと今後の目標を聞いた。
初年度は1億円を売りたい
関谷社長によると、現在はネット上の議論は落ち着き、不動産大手の三菱地所がマンション管理人の制服に採用するなど、引き合いが強まっているという。建設・不動産事業者のほか、ホワイトカラー系企業、農家、自転車レーサーなどにも導入が進んでおり、漁業組合などからも問い合わせがあるという。
好評を踏まえ、初年度は約1億円の売り上げ目標を掲げる。コート風の冬モデルの開発を進めているほか、台湾や中国でも発売する計画もあるという。
関谷社長は「確かに当初は批判の声も多かったが、それはウェアが画期的だからだと前向きに捉えている。エッジの利いた商品を世に出したことで、業界に一石を投じられたはずだ」と手応えを語る。
「米国のジーンズブランドLEVI'S(リーバイス)は作業着として登場したが、いまではファッションとして成立している。われわれの商品も、スーツでも作業着でもない“第3の作業着”として市民権を得られるよう育てていきたい」(関谷社長)
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