都市の「住みよさランキング」、東京23区が躍進 1位は7年連続で……?:「千葉ニュータウン」の、あの街
東洋経済新報社が、恒例の「住みよさランキング」を発表。1位に輝いた都市は……?
東洋経済新報社は6月20日、日本全国の都市を「利便度」「快適度」「安心度」などの観点から評価した「住みよさランキング」を発表した。1位は千葉県印西市で、2012年から7年連続のトップとなった。
印西市は東京都心から約40キロの位置にあり、「千葉ニュータウン」の中核をなしている。18年5月に人口10万人を突破したばかりで、「快適度」(3位)や「利便度」が特に高かった。同社は「(評価が)総合的に高い特徴がある」とみる。
2位は愛知県長久手市。名古屋市に隣接する人口5万7700人の住宅都市で、市民の平均年齢は38.6歳。「全市町村で最も若い街」という。住宅延べ床面積の広さなど「住居水準充実度」のみ下位だったが、快適度(6位)や利便度(7位)などほぼ全ての指標が全国トップクラスだった。
3位は宮城県名取市。仙台市に隣接する人口7万8300人の自治体で、「東日本大震災の影響で伸びが停滞した時期もあったが、1958年の市制施行以来、一貫して人口が増加基調にある」という。「快適度」は4位、「利便度」は16位だった。
4位は、「つくばエクスプレス」の開通などを機に発展を続ける茨城県守谷市だった。
今回の調査から、可住地面積に占める飲食・小売店の割合を評価指標に加えた。そのため、東京都23区の中央区(81位→5位)、港区(96位→8位)、千代田区(118位→9位)が大きく順位を上げ、トップ10にランクインしていた。
評価指標別のランキングは……?
評価指標別では、「快適度」は宮城県東松島市がトップ。「利便度」は東京都武蔵野市、「安心度」は熊本県合志市、「富裕度」は東京都千代田区、「住居水準充実度」は富山県氷見市が首位だった。
調査は、全国の814都市と東京23区を対象に実施。13〜17年に官公庁が公表したデータと東洋経済新報社が独自に調査したデータを集計・分析し、ランキング化した。
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