ニュース
“透明ビール”を飲んでみた 8年越しの開発、アサヒ「クリアクラフト」:7月下旬に再販売(2/2 ページ)
アサヒビールがテスト販売を開始した透明な発泡酒「クリアクラフト」。7月下旬から2回目のテスト販売を実施する。技術的なハードルを越え、8年越しで開発された「透明ビール」を飲んでみた。
さっぱりしていて甘みがある
再販売を前に、1回目のテスト販売で提供されたクリアクラフトを試飲した。見た目は炭酸水のように無色透明。ビールらしい泡もあるが、すぐに消えてしまった。飲んでみると、さっぱりしていて飲みやすいが、甘みが強い印象だ。後からほんのりと感じる苦みがしばらく口の中に残る。「最初の一杯はビール」という記者にとって、乾杯のお酒としては物足りないが、2杯目以降に気軽に飲める感じだった。
1回目のテスト販売では「見た目も味もクリア」「ビールが苦手な人も飲みやすい」という声があった一方、「ビールと思って飲むとギャップがある」「ビールなのか?」という感想もあった。2回目の提供分では、「甘味を控えめに、よりすっきりするようにブラッシュアップする」(西山氏)という。
2回目も約3000杯を提供する。最終販売となる3回目は8月下旬を予定。3回目では、相性の良い料理の提案も行う。
価格は1杯500円(税込)。販売するのは、直営店の「BEER&SPICE SUPER “DRY” KITTE丸の内店」(東京都千代田区)、「スーパードライ新宿」(同新宿区)、「TOKYO隅田川ブルーイング」(同墨田区)、「BW STATION 地下鉄新大阪店」(大阪市淀川区)の4店舗。
関連記事
- マイナス5度の「三ツ矢サイダー」 自販機で味わう“シャリシャリ感”
アサヒ飲料は、マイナス5度に冷やした「三ツ矢サイダー」を販売する自販機の展開を開始。5月末までに、全国で約150台を設置する。 - 「透明なノンアルビール」サントリーが投入 “昼のオフィス”需要創出へ
サントリーが「透明なノンアルビールテイスト飲料」をコンビニ限定で6月19日に発売。職場でも気兼ねなく飲用できる「透明」かつ「ペットボトル容器」を採用し、“ビールの代わり”にとどまらない飲用シーンを提供する。 - とうとうコーラも「透明」に 「コカ・コーラ クリア」登場
コカ・コーラシステムは6月11日、透明炭酸飲料「コカ・コーラ クリア」を発売。仕事の合間やスポーツの後など、コーラを飲む機会が少なかったシーンでも気軽に飲める飲料として提案する。 - 11年ぶり過去最高 キリン「氷結」が超えた壁
缶酎ハイのロングセラーブランド、キリン「氷結」。2017年の販売数量は11年ぶりに過去最高を更新。新商品「旅する氷結」も好調だ。強さの理由を聞いた。 - 「ウィルキンソン」がバカ売れしている本当の理由
「ウィルキンソン」が売れている。躍進のきっかけはハイボールブーム。割り材としての需要が増えたことでブランド認知が上がったそうだが、大事な要素が欠けているのではないだろうか。どういうことかというと……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.