ニュース
預金から直接チャージできる電子マネー「Mizuho Suica」登場:“青いSuica”
みずほ銀行と東日本旅客鉄道(JR東日本)は8月1日、iPhone向けモバイル電子マネー「Mizuho Suica」の提供を始めた。
みずほ銀行と東日本旅客鉄道(JR東日本)は8月1日、iPhone向けモバイル電子マネー「Mizuho Suica」の提供を始めた。預金口座からカードなどを経由せず直接チャージしてSuica電子マネーとして利用できるのが特徴。口座とひも付いた利便性の高い電子マネーとして普及を進め、キャッシュレス決済を促していく。
みずほ銀行のスマホ決済アプリ「みずほWelletアプリ」からチャージなどを行う。預金口座を持つ顧客なら利用手数料など無料で利用できる。小売り店などのSuica対応端末にかざせば支払いに利用でき、IC乗車券として交通機関も利用できる。
既存のSuicaをMizuho Suicaにひも付けることはできない。Android版の提供は未定。
みずほ銀行とJR東日本は2006年からモバイルSuicaへの銀行チャージサービスで連携。スマホを活用したモバイル決済ではQRコード決済を含めさまざまな事業者が参入している状況だが、みずほ銀行は国内で最も普及しているSuica電子マネーと預金口座を直結させた利便性を売りに、キャッシュレス決済を活発化させたい考えだ。
みずほ銀行の向井英伸常務執行役員は「現在20万ダウンロードされているみずほWalletアプリだが、100万ダウンロードを目指したい」と意気込む。
関連記事
- 国内銀行の平均年収ランキング ベスト&ワースト10行は……?
国内の銀行の平均年収を調査した結果を、東京商工リサーチが発表。ベスト&ワースト10行は……? - 銀行員“受難”の時代にどう生き残るか 「ジェネラリスト」はもういらない
2017年11月、メガバンク3行が大規模な構造改革に踏み切ると発表した。三井住友銀行は約4000人分の業務量、三菱UFJ銀行は約6000人、みずほ銀行は約1万9000人に上る人員削減計画を打ち出し、世間のみならず銀行員自身にも大きな衝撃を与えた。 - 三井住友銀行、磁気不良カードをATMで自動修復
三井住友銀行は、キャッシュカードの磁気不良をATM(約5700台)で自動修復するサービスを7月11日に始めた。 - メガバンクのATM共通化、「具体的な協議が進んでいるという事実は確認できていない」
メガバンクがATM共通化の実証実験を始める――5月11日に一部の報道機関が報じた内容について、三菱UFJ銀行の広報部はITmediaビジネスオンラインの取材に対し、「具体的な協議が進んでいるという事実は確認できていない」と答えた。 - ペイミーとセブン銀行が業務提携 前払い給与をいつでも現金受け取り
ペイミーとセブン銀行が業務提携を結んだ。給与前払いサービス「Payme」と「リアルタイム振込機能」を組み合わせて提供する。24時間365日の申請と給与受け取りに対応し、利便性を高めた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.