「自由に働ける企業」ランキング、2位はアパレル「patagonia」 1位は……?:経済メディアが人気の、あの企業(1/2 ページ)
働き方の自由度が高い企業は?――Vorkers調べ。
「勤務時間中はオフィスにいなければならない」といった従来の就業スタイルにとらわれず、社員に自由な労働環境を提供している企業は? 就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」の調査によると、1位は経済メディア「NewsPicks」を運営するユーザベースだった。
大学院に通う人、モデルをする人も
社員からは、「所定勤務時間をクリアしていれば、自由に何日でも休める。直行直帰も自由で、会議もリモートでよい」「大学院に通ったりモデルをしたり、仕事以外の活動をしているメンバーも多い」との意見が出た。
「新しいことに挑戦できる機会が多く、機会を自ら作ることも歓迎される」「良いアイデアはどんどん採用されるため、モチベーションが上がる」「人事評価・給与体系の透明性も高い」との声もあった。
社訓は「遊ばざるもの働くべからず」
2位はアウトドアブランド「patagonia」を展開するパタゴニア・インターナショナル・インク日本支社。
社員の野外活動を支援し、仕事への還元を促進する文化が支持されており、社員からは「社訓は『遊ばざるもの働くべからず』。皆がフィールドに行き、遊ぶ中で製品を試して感想をフィードバックする風潮だ」といった声が出た。
「やりたいと志願した仕事はほぼやらせてくれる。チャレンジ精神を尊重してくれる一方、失敗してもフォローしてくれる。気持ちに余裕がある人が多い」との意見もあった。
パフォーマンスが出せないと午後5時に帰宅
3位はフリマアプリ運営のメルカリ。「長時間労働を美徳とする雰囲気は一切なく、自分の仕事をすれば残業はほぼない。午後8時を過ぎると社内に残っている人は少ない」「パフォーマンスが上がらない時は午後5時に帰ることもある」と、働きやすさを評価する意見が多く挙がった。
「今後の事業拡大は無限の可能性を秘めている。頑張った分だけ相当の評価を頂けるので、モチベーションを維持できる」と評価制度を支持する意見も出ていた。
4位はクラウド名刺管理サービスのSansan、5位はリクルート住まいカンパニー、6位はサントリーホールディングス、7位は不動産業のコスモスイニシア。8位は三井不動産、9位はプロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)、10位は三菱地所――という結果だった。
調査は、2015年1月〜18年7月にVorkersのカテゴリー「ワーク・ライフ・バランス」に5件以上の口コミが寄せられた7283社を対象に実施した。
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