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沖縄銀行が「一般職」を廃止 女性活躍を後押し:来年度採用から総合職に一本化
沖縄銀行は2019年度から「一般職」を廃止し、幅広い業務を担う「総合職」に一本化する。仕事内容の制限をなくすことで、もっと活躍したいと考える女性を後押しする狙い。
沖縄銀行(山城正保頭取)は2019年度から、営業店の窓口業務を担当する女性中心の「一般職」を廃止し、幅広い業務を担う「総合職」に一本化する。仕事内容の制限をなくすことで、もっと活躍したいと考える女性を後押しする狙いがある。
さらに、一般職は昇進の上限が支店長代理や課長代理、調査役までとなっているため、今後は女性であっても支店長などを目指しやすくする。一般職と総合職の給与格差はなくなる。
一般職は遠隔地への異動がないが、総合職に統合後も、職員のライフステージに合わせて柔軟に対応する方針。
一般職は、もともと「女性事務職員」と表記していたが、男女雇用機会均等法の施行を受けて「一般職」にあらためた経緯がある。給与は総合職に比べて安く、徐々に引き上げてきたが、現在は同程度の階級で比べると約9割にとどまる。在籍職員数は一般職が約300人、総合職が約800人。19年度の採用は、総合職として約70人を予定している。
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