ニュース
サイバーエージェントの社長が上梓した異色の“麻雀ビジネス本”:麻雀も強い(1/3 ページ)
サイバーエージェントの藤田晋社長が麻雀に傾倒しており、『仕事が麻雀で麻雀が仕事』(竹書房)という本を上梓した。麻雀をすることでビジネスセンスも鍛えられると力説しているが、なぜなのか?
サイバーエージェントの藤田晋社長が『仕事が麻雀で麻雀が仕事』(竹書房)を上梓した。自身が傾倒している麻雀への熱い思いと、ビジネスとの関連性について触れている異色の“麻雀ビジネス本”ともいうべき内容だ。
麻雀の実力もピカイチ
まず、麻雀を知らない読者のためにゲームの概要を説明しよう。麻雀とは4人で卓を囲んで行うものだ。ゲームのスタート時に、ポーカーのカードに当たる牌が配られる。その後、4人で牌を順番に自分の手の内に持ってきて、要らない牌を捨てる。どんな牌を持ってくるかは分からないので、将棋や碁と比べて運の要素が強いのが特徴だ。国内にはいくつかのプロリーグもある。
藤田社長の麻雀に対する情熱は単なる趣味を超えている。本書によると、麻雀に傾倒する前は、毎日のように仕事の会食が入っていたにもかかわらず、週に1〜2回は麻雀の予定を入れるようになったという。さらに、麻雀をする日は集中力を高めるために食事を抜く。お酒を飲んだり、食事をしたりしながら麻雀を楽しむ人も多いが、藤田社長は真剣勝負にこだわっているのである。
実力もなかなかのもので、2014年にはプロも参加する「麻雀最強戦」という大会で優勝している。麻雀最強戦の公式Webサイトによると同大会には3000人を超える一般参加者やプロが参加するという。
関連記事
- サイバーエージェント社長が明かす「新規事業論」
自ら事業を立ち上げ、会社を成長させていく起業家たち――。本連載では、そんな起業家たちの経営哲学に迫る。今回登場するのは、サイバーエージェントの創業社長、藤田晋氏だ。 - サイバーエージェント社長が実践する「強い組織」の作り方
サイバーエージェント、藤田晋社長の経営哲学に迫る連載。最終回は「組織作り」「マネジメント」を中心にお伝えする。藤田社長が子会社の経営を若手社員に任せる理由とは? - 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - ドンキの圧縮陳列とPOP洪水を生み出した「泥棒市場」
「権限移譲」「圧縮陳列」「POP洪水」「迷路」――ドンキの強さを表すキーワードはいくつかあるが、これらはどのようにして誕生したのだろうか。創業者である安田隆夫氏の自伝からドンキの“源流”を読み解いていく。 - ドンキはなぜここまで成長できたのか、そして何を目指しているのか
ドン・キホーテの快進撃が止まらない。29期連続の増収増益を達成する見込みであり、コンビニやスーパーが競ってそのノウハウを学ぼうとしている。ドンキの強さの秘密はどこにあるのか。そして、どんな進化をしようとしているのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.