ニュース
サイバーエージェントの社長が上梓した異色の“麻雀ビジネス本”:麻雀も強い(3/3 ページ)
サイバーエージェントの藤田晋社長が麻雀に傾倒しており、『仕事が麻雀で麻雀が仕事』(竹書房)という本を上梓した。麻雀をすることでビジネスセンスも鍛えられると力説しているが、なぜなのか?
ドンキの創業者も麻雀でセンスを磨いた
ドン・キホーテの創業者である安田隆夫氏も麻雀でビジネスのセンスを磨いたと自著に記している。『安売り王一代』(文藝春秋)によると、安田氏はお客の心理を読み解き、店づくりに生かすには勘と感受性を磨く必要があると考えている。
安田氏はそういった勘や感受性を麻雀で身につけたという。かつて無職だった安田氏は毎日のように雀荘に通っていた。『安売り王一代』では麻雀のことを「人と人とが相対する究極の勝負(ゲーム)」と表現している。
ビジネスの世界では、ロジックだけを突き詰めても成功しない。「人」という不確かなものをいかに捉え、ビジネスチャンスにつなげるかが成否を分ける。麻雀に真剣に取り組むことで、ビジネス力を鍛えることもできるようだ。
関連記事
- サイバーエージェント社長が明かす「新規事業論」
自ら事業を立ち上げ、会社を成長させていく起業家たち――。本連載では、そんな起業家たちの経営哲学に迫る。今回登場するのは、サイバーエージェントの創業社長、藤田晋氏だ。 - サイバーエージェント社長が実践する「強い組織」の作り方
サイバーエージェント、藤田晋社長の経営哲学に迫る連載。最終回は「組織作り」「マネジメント」を中心にお伝えする。藤田社長が子会社の経営を若手社員に任せる理由とは? - 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - ドンキの圧縮陳列とPOP洪水を生み出した「泥棒市場」
「権限移譲」「圧縮陳列」「POP洪水」「迷路」――ドンキの強さを表すキーワードはいくつかあるが、これらはどのようにして誕生したのだろうか。創業者である安田隆夫氏の自伝からドンキの“源流”を読み解いていく。 - ドンキはなぜここまで成長できたのか、そして何を目指しているのか
ドン・キホーテの快進撃が止まらない。29期連続の増収増益を達成する見込みであり、コンビニやスーパーが競ってそのノウハウを学ぼうとしている。ドンキの強さの秘密はどこにあるのか。そして、どんな進化をしようとしているのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.