2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

客単価は平均の2倍以上 ファミマが香取慎吾を引っ張り出して狙う“上顧客”とは?焼き鳥のCMでは効果大(3/3 ページ)

ファミリーマートは2018年度下期に、タレントの香取慎吾さんを起用し、客単価が平均の2倍以上ある“上顧客”を狙う戦略を打ち出した。平均客単価が約500円なのに、倍以上使うお客とはいったいどんな人たちなのだろうか。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

お母さん食堂の取り組み

 ファミマはこうした環境変化を踏まえ、お総菜と冷凍食品を強化している。例えば、サバの塩焼きではひと手間かけて骨を抜くようにしたり、全体的にだしを生かした味付けをしたりするようにしている。お母さん食堂を陳列する棚も拡大し、これまでは3段だったものを5段に増やす方針だ。

 お母さん食堂のメニューバリエーションも拡大する。ファミマは、家庭でよく食べられるおかずのことを「食卓出現率が高いおかず」と表現している。同社の調査によると、食卓出現率の高いおかずの上位には卵焼き、鶏肉の唐揚げなどがランクインしているが、こういった傾向も踏まえながら、調理の手間がかかる「海老マヨ」「豚ロース生姜焼き」といった商品展開を考えているという。

香取慎吾さんにかける期待

 佐藤氏はリニューアルした焼き鳥が好調だった理由として「香取慎吾さんの力が大きい」と明言した。香取さんのファンには40代の既婚女性も多く、働きながら家族のために食事の準備をしている。今回もお母さん食堂のキャラクターに起用することで、同シリーズの販促に弾みをつけたい考えだ。

photo
香取慎吾さんを起用することで、多くの40代女性の心をつかんだ炭火焼きとりのCM
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る